地下鉄七隈線がますます便利に。
天神南駅~博多駅の延伸区間がいよいよ開通!
3月27日(月)、福岡市地下鉄七隈線の、天神南駅から博多駅までの延伸工事がいよいよ開通しました!
これにより福岡市の南西部から博多駅に直結、福岡空港への乗り換えも便利になるほか、渋滞が激しい都心部の移動もスムーズになるといわれています。
中でもうれしいのは、これまで博多駅行きの地下鉄に乗り換えるには、「天神南」駅から「天神」駅まで地下街を10分ほど歩く必要があったのが、今回の開通によって乗り換えなしで博多まで直通で行けちゃうこと!所要時間もぐんと短くなり、利用する機会も増えそうです。
櫛田神社が駅の中に⁉
駅に降り立てば運気も上がりそう!!
天神南駅と博多駅の中間に新しく出来た駅が「櫛田神社前」駅。
1200年以上の歴史を有する櫛田神社は、古くから「博多の総鎮守」として信仰を集め、市民から”お櫛田さん”の愛称で親しまれています。ユネスコ無形文化遺産に登録された「博多祇園山笠」が奉納され、クライマックスとなる追い山の出発地点ということで全国的にも有名ですね。
駅構内の地下1階通路に設置された駅名標には、博多の寺町をイメージさせる瓦を取り入れたモニュメントが設置され、博多の風情たっぷりに迎えてくれます。その他にも、壁を博多の古い街並み風の壁に仕上げた通路や、駅のシンボルマークでもある「櫛田ぎなん(銀杏)」のイチョウをイメージした木目柄の天井、石畳参道をイメージした床タイルや木目調のタイルなど、一般的な駅とは違う、おしゃれで魅力的な内装になっています。
こんな駅舎に降り立つだけで、なんだか「お櫛田さん」の運気をいただけそうですね♪
美術館のみたいに、
「博多」「福岡」の魅力を存分に楽しめる!?
地下1階天神南方面の壁には、博多祇園山笠を表現した、縦2.4m×横4.5mの迫力満点な壁面装飾があります。銀杏(イチョウ)をイメージしたオレンジ色の装飾(絵)の中には12個のQRコードが隠されており、そのQRコードを読み取ると、山笠の説明をみることができるとか。なんだかワクワクしちゃいますね!
また、地下通路の壁には、博多人形や博多織など、福岡・博多を代表する伝統工芸品がなんと75点も展示されています。
博多人形と聞くと、素焼きに彩色された優美な女性の人形を思い浮かべる方も多いと思いますが、最近では、プロテクターを着けてキャッチャーミットを構えた野球選手の人形や、新駅にも展示されているユンボ(工事車両のショベルカー)に乗った人形など、伝統の中に時代の変化を映す人形もあり、その愛らしい表情と可愛らしさにとても癒されます。
また、休憩用のベンチがある通路の中間部分には、博多の街について学べる学習装置が設置予定とのことで、お子さまと一緒に楽しめるような駅になりそうですね!
未来に向けても大きな期待!!
先日、3年ぶりの通常開催となった櫛田神社の「節分大祭」に行ってきました。壇上から豆がまかれるたびに詰めかけた参拝客から歓声があがり、とてもにぎわっていましたよ。
節分大祭といえば、1961年から節分の前後に設置されるようになった、大きな福を招く「お多福面」も有名ですよね。高さ5.3メートル×幅5メートルと日本一の大きさを誇る、この「お多福面」。近くで見ると、めちゃ大きいんです!お面の大きく開いた口を通って参拝すると、商売繁盛や家内安全の御利益があるといわれています。
ここ櫛田神社の最寄駅となり、キャナルシティ博多や川端商店街にも近い、まさに「博多」を堪能できる「櫛田神社前」駅の開業が楽しみです♪七隈線について、高島宗一郎福岡市長は、以前の会見で福岡空港国際線ターミナルまでの延伸を検討する考えを示しています!
博多駅までのスムーズなアクセスと櫛田神社前駅の開業で大きく発展する延伸区間ですが、今後も地下鉄七隈線の魅力は、もっともっと高まっていきそうですね!!