


長期優良住宅の認定制度は、「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型社会への転換をビジョンに、2008年よりスタートしました。認定には右表の基準を満たしていることが必要ですが、にしてつホームでは基準以上の性能を目標に、より一層の改善・改良に努めています。
世界で発生しているマグニチュード6以上の地震の約20%が日本周辺で発生していることをご存知でしょうか。こうした事実を踏まえると、日本の住宅は常に大地震の脅威にさらされていると実感できます。
にしてつホームは耐震等級3を取得しており、これは震度6強から7に相当する揺れ(東京を想定した場合)に襲われても倒壊しない強度を有していることを表しています。学校や病院、消防署・警察署などの防災拠点となる施設の耐震等級は2以上と定められていますので、これに準じるもしくは上回る耐震性を備えていることになります。
地震に強いにしてつホームの基礎構造
にしてつホームでは、地盤検査の実施後、ベタ基礎の採用、15㎝ピッチ(長期優良住宅基準では20㎝以下)の密な配筋を施工して、強固な基礎を実現しています。
三次元振動実験で本震・余震を再現、大きな損傷はなし
記憶に新しい熊本地震(2016年4月)では、震度7の本震・余震が2度記録されました。耐震を考える時、一度の揺れに耐えても繰り返す余震で被害が進むことを考えておくことが大切です。ツーバイフォー住宅のモノコック構造は繰り返し襲ってくる揺れにも有効であることが実証されています。
東日本大震災では、軽微な被害か被害なしのツーバイフォー住宅が94.5%
(津波・地盤変状被害を除く)
2011年3月に発生した東日本大震災は、マグニチュード9、最大震度7、宮城・福島・茨木・栃木の4県36市町村で震度6強を観測した日本周辺における観測史上最大の地震でした。(一社)日本ツーバイフォー建築協会では、震災直後の被災エリア(仙台市・石巻市など)でツーバイフォー住宅に住む20,772世帯を対象に調査を実施しています。
その結果、津波や地盤変状に伴う全・半壊が見られたものの、振動に伴う被害はほとんどが一部損壊程度にとどまり、多少の被害もしくは被害なしの回答が94.5%と報告されており、ツーバイフォー住宅の耐震性を裏付けました。
一年中快適に過ごせる住宅にするためには、冷暖房器具の性能を向上させることも大切ですが、構造躯体の断熱化などに十分な工夫が施されていることが大切です。断熱等性能等級とは、構造躯体の断熱・気密化、冬場の日光の取り入れ・夏場の遮蔽対策など、住宅本体の効果について評価されるもので、同時に結露の発生を抑えるための対策についても評価されます。等級が上がるほど、エネルギー効率に優れた対策が講じられていることを表しています。
換気口と通気層で壁内・屋根裏の熱気を抜く
日光の直射を受ける外壁や屋根はその内側に熱を溜めやすくなり、特に夏場の小屋裏は、60度〜70度もの高温となるため、換気口や通気層を設けて熱気を逃がし、こもりにくくしています。
ウインドキャッチャー効果で自然の「恵み」を活かすたてすべり窓
にしてつホームでは、庭やバルコニーに面した掃き出し窓以外の窓には、たてすべり窓を多く採用しています。その理由は、気密性に優れていることと、ウインドキャッチャー効果によって室内の通風が向上するためです。空調機器に頼るのではなく、屋外の心地よい風を取り込んで快適に過ごすパッシブデザインを省エネに生かしています。
劣化対策等級では、主要な構造躯体に使用されている材料に対して、水分や湿気による木材の腐朽やシロアリの被害を軽減するための対策として、通気・換気などの構法上の工夫や高耐久材料(木材・コンクリートなど)の選択などが評価対象です。にしてつホームでは、3世代(概ね75年〜90年)まで、大規模な改修工事を必要としない劣化対策等級の最高等級3を取得しています。
木材の大敵は水分・湿気、それはなぜ?
木造住宅を痛める(劣化させる)主な原因は、木を好む腐朽菌とシロアリです。腐朽菌は木材中の水分を分解し腐らせ、シロアリは木材に巣食うことで劣化を早めます。にしてつホームでは、含水率の少ないJIS規格の木材の採用をはじめ、徹底した湿気対策を行うことで建物躯体の劣化防止に努めています。
壁や屋根の内側には空気の通り道を設けて、湿気をこもりにくくしています
外壁の内側には空気の通り道となる隙間を設けており、軒裏にも換気口を設けて壁内や屋根裏の通気性を高め、湿気がこもりにくい構造としています。
水まわりや屋根裏の劣化をチェックする床下・小屋裏の点検口
キッチンや洗面室・浴室を設置することが多い1階の床には2ヶ所の点検口を設けています。また点検口は床下収納を兼ね
ています。2階の天井には小屋裏の点検口を設けて、劣化状況を点検しやすくしています。
綿密なシロアリ対策を講じています
にしてつホームでは、基礎と構造材が直接接しないように樹脂製・防鼠機能付きのパッキンを施工し、基礎と土台が接しないシロアリ対策を講じています。また地面(GL)から1mの高さまで防腐・防蟻剤を塗布することで、万が一の侵入に備えています。
基礎の耐久性を高め、デザイン性も向上させるハウスシューズ
時間の経過とともに、汚れや表面のひび割れが目立ってくる基礎の露出面には、弾性塗料「ハウスシューズ」を施工して、耐候性を強化すると共にデザイン性を高めています。
給排水・給湯管・ガス管などの配管は、万が一漏れてしまうと建物の強度を損ねたり重大な事故に繋がりかねない設備ですが、床下や内外装で隠されてしまうことが多いため、あらかじめメンテナンスが容易にできるしくみを整えておく必要があります。建物を傷めずにメンテナンスを行える仕組みを備えているかを評価したのが維持管理対策等級です。
点検口を2箇所に、腐食しにくい樹脂配管システムを採用
配管には耐熱性に優れ錆や腐食や結露の心配がない樹脂管を採用しています。さらにキッチンと洗面室には点検口を設けて、定期点検やメンテナンスが容易に行えるように工夫しています。
排水管をコンクリートに埋め込まない「さや管スリーブ」を採用
排水管を直接基礎部分のコンクリートに埋め込まず、あらかじめ排水管の設置スペースを確保した「さや管スリーブ」を
採用しています。将来排水管の取り替えが必要になった場合には、基礎を痛めることなく、容易に工事ができます。
耐風等級とは、過去に上陸した最大級の台風を基準に、壊れにくさと倒壊しにくさを表しています。最高等級の2とは、瞬間最大風速54m/sの暴風にさらされても壊れない、同じく60m/sの暴風でも倒壊しない住宅であることを示します。
にしてつホームでは、その性能に加えてさまざまな「備え」を加えることで、より以上のあんしん提供をめざしています。
※東京近郊の住宅地を想定した場合で、高さ10mの位置で計測される風速(一般社団法人 住宅性能評価・表示協会のHPより引用)に1.2を乗じて算出
暴風に負けないモノコック構造とあおり風に強い屋根構造の安心
地球温暖化に伴って年々大型化する台風に対して、頑丈なモノコック構造が暴風の力を面で受け止め、躯体全体に分散します。屋根を押し上げるあおり風に対しては、吹き飛ばされないように「ハリケーンタイ」と呼ばれるあおり止め金具でしっかり固定し備えています。
1階の掃き出し窓にはシャッター、排水力に優れた雨どいを標準仕様しています
暴風だけでなく、1階の掃き出し窓を守るシャッター雨戸を標準で採用。豪雨時の排水や暴風による小屋裏への雨水の浸入防止対策など、多面的に備えています。
省令準耐火構造の住宅とは、建築基準法の準防火性能を持つ構造として、住宅金融支援機構が定める基準に適合する住宅を指します。具体的には「外部からの延焼防止」「各室の防火」「他室への延焼遅延」といった条件を満たしていることが必要で、火災保険料が安くなる経済メリットも生まれます。
表面が燃えても強度は続く木材の特性をご存知ですか?
木は燃えやすいイメージがありますが、ある程度の太さや厚みのある場合、表面が燃えても内部まで進行するのに時間がかかるため、強度が低下しにくい性質を持っています。
一方火に強いイメージがある鉄は、700〜950度に達するといわれる火災時に、550度を超えると急速に強度が低下することが明らかになっており、木材は燃え尽きることを遅らせることで、鉄よりも強度を保つことがこの実験で実証されています。
万が一の火災時には、炎を閉じ込め延焼を遅らせる「燃えにくい家」
にしてつホームでは、床や壁の枠組材が火の通り道を塞いだり、各部屋の壁や天井に張った石こうボードと断熱材が延焼を遅らせるなど、二重三重の防火機能を持つ「ファイヤーストップ構造」となっています。さらに壁の「切れ目」となるスイッチや埋め込み照明にも延焼防止タイプを採用するなど、さまざまな工夫を組み込んで、省令準耐火構造の条件を満たしています。
音とは空気の振動で伝わるため、気密性能に優れたモノコック構造の住宅は、遮音性に優れているといえます。ただ、その例外となるのが窓などの開口部。にしてつホームでは複層ガラスを標準としているため、高い遮音性を有していますが、さらにその性能を高められるように務めています。
遮音にも効果的なたてすべり窓で、静かなプライベートを実現
従来型より眺望性と通気性も向上した網戸を採用
網戸の糸を従来型より細く、網目を20%小さくした網戸を採用することで、
防虫性はもちろん、眺望性や通気性も向上し、お掃除もしやすくなっています。
※一部仕様を除きます。
あんしん性能
あんしんに包まれて眠る子どもの寝顔をいつまでも見ていたい。
地震にも、台風にも、夏の暑さや冬の厳しい寒さにも負けない強さで、その眠りを守ってくれる家。
「この家を選んでよかった。」
そういわれる にしてつホームでありたい。
その一言のために、私たちは決して手を緩めることなく品質の向上に務めて参ります。
力強い優しさの中で育つ「あんしん」を
その眠りを、私たちの糧として。
長期優良住宅認定基準
にしてつホームのあんしん性能は
認定基準のその上を目指しています。
長期優良住宅認定住宅
躯体・設備が長く使用できる
構造・仕様である公的認定住宅。
長期優良住宅の認定制度は、「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型社会への転換をビジョンに、2008年よりスタートしました。認定には右表の基準を満たしていることが必要ですが、にしてつホームでは基準以上の性能を目標に、より一層の改善・改良に努めています。
一般住宅と長期優良住宅認定の耐用年数比較イメージ図
ローン金利や税金、保険料までさまざまな経済的なメリットも
長期優良住宅は高品質なだけでなく、住宅ローンの金利引き下げや税金の優遇、地震保険料の割引など、さまざまなメリットを受けることができます。さらに、「にしてつホームの総合あんしん品質」では、防火性にも優れた省令準耐火構造とすることで、火災保険の負担も軽減できます。
長期優良住宅の経済メリット
一般住宅 | 長期優良住宅 | ||
---|---|---|---|
所得税(住宅ローン控除) | 控除対象借入限度額
最大控除額 |
4,000万
40万円/年 |
5,000万
50万円/年 |
登録免許税 | 所有権保存登記
所有権転移登記 |
0.15%
0.3% |
0.1%
0.2% |
不動産取得税 | 控除額 | 1,200万円 | 1,300万円 |
固有資産税 | 建物評価額 | 3年間1/2 | 5年間1/2 |
※2019.1月現在/長期優良住宅の優遇内容につきましては、変更になる場合はございます。詳しくはスタッフにお尋ねください。
長期優良住宅の認定基準とにしてつホームの対応一覧
耐震性能
もしもの巨大地震でも、
余力の耐震性能で備えたい。
耐震等級3
最高等級3とは、
被災時に復興拠点となる施設と同等の耐震性能です
世界で発生しているマグニチュード6以上の地震の約20%が日本周辺で発生していることをご存知でしょうか。こうした事実を踏まえると、日本の住宅は常に大地震の脅威にさらされていると実感できます。
にしてつホームは耐震等級3を取得しており、これは震度6強から7に相当する揺れ(東京を想定した場合)に襲われても倒壊しない強度を有していることを表しています。学校や病院、消防署・警察署などの防災拠点となる施設の耐震等級は2以上と定められていますので、これに準じるもしくは上回る耐震性を備えていることになります。
地震に強いにしてつホームの基礎構造
にしてつホームでは、地盤検査の実施後、ベタ基礎の採用、15㎝ピッチ(長期優良住宅基準では20㎝以下)の密な配筋を施工して、強固な基礎を実現しています。
建物の荷重を面全体で支えるため、不同沈下を起こしにくい安定した構造となります。
ベース部分の配筋を15㎝ピッチで密に組み、強固な基礎を実現しています。
床下全面に厚さ15㎝以上の鉄筋コンクリートを打設し、基礎全体を一体化した信頼性の高い構造です。
基礎と建物の連結を強化するホールダウン金物で確かな構造強度を実現しています(強度計算による)。
三次元振動実験で本震・余震を再現、大きな損傷はなし
記憶に新しい熊本地震(2016年4月)では、震度7の本震・余震が2度記録されました。耐震を考える時、一度の揺れに耐えても繰り返す余震で被害が進むことを考えておくことが大切です。にしてつホームが加入する(一社)日本ツーバイフォー建築協会では、3階建ての実大建物で三次元振動実験を行っています。本震には阪神・淡路大震災時の震度7を、余震には新潟中越地震時の震度6強を再現して加振した結果、実験建物に大きな損傷は見られず、ツーバイフォー住宅のモノコック構造は繰り返し襲ってくる揺れにも有効であることが実証されています。
出典:(財)建材試験センター((独)土木研究所施設)2006年
東日本大震災では、軽微な被害か被害なしのツーバイフォー住宅が94.5%
(津波・地盤変状被害を除く)
2011年3月に発生した東日本大震災は、マグニチュード9、最大震度7、宮城・福島・茨木・栃木の4県36市町村で震度6強を観測した日本周辺における観測史上最大の地震でした。(一社)日本ツーバイフォー建築協会では、震災直後の被災エリア(仙台市・石巻市など)でツーバイフォー住宅に住む20,772世帯を対象に調査を実施しています。
その結果、津波や地盤変状に伴う全・半壊が見られたものの、振動に伴う被害はほとんどが一部損壊程度にとどまり、多少の被害もしくは被害なしの回答が94.5%と報告されており、ツーバイフォー住宅の耐震性を裏付けました。
東日本大震災の調査結果
※調査概要/調査日程:2011年4月28日(木)、29日(金) 調査地域:岩手県・宮城県・福島県・茨城県・千葉県※原則として震度 6 弱以上が観測された地域を対象とし、震度5強までの地域の地震被害は調査対象外 出典:(一社)日本ツーバイフォー建築協会
断熱・省エネ性能
光熱費を抑え、シーズンレスの
心地いい家にしよう。
断熱等性能等級4
住宅の断熱化と冷暖房エネルギー効率に
優れた最高等級です。
一年中快適に過ごせる住宅にするためには、冷暖房器具の性能を向上させることも大切ですが、構造躯体の断熱化などに十分な工夫が施されていることが大切です。断熱等性能等級とは、構造躯体の断熱・気密化、冬場の日光の取り入れ・夏場の遮蔽対策など、住宅本体の効果について評価されるもので、同時に結露の発生を抑えるための対策についても評価されます。等級が上がるほど、エネルギー効率に優れた対策が講じられていることを表しています。
優れた断熱性能で、シーズンレスの暮らしを提供します
外に面した壁内、小屋裏の天井裏、2階床下には繊維系断熱材を採用しています。断熱材は防湿シートで覆われており、劣化の原因となる湿気の進入を防ぐとともに、住宅そのものの気密性も高めています。また、床下には薄くて断熱性に優れたA種フェノールフォーム保温板3種1号を採用しており、壁・床・天井、すべての面を覆う断熱構造が、季節を問わず快適に過ごせる室内環境を提供します。
床下/A種フェノールフォーム保温板3種1号
壁/繊維系断熱材
換気口と通気層で壁内・屋根裏の熱気を抜く
日光の直射を受ける外壁や屋根はその内側に熱を溜めやすくなり、特に夏場の小屋裏は、60度〜70度もの高温となるため、換気口や通気層を設けて熱気を逃がし、こもりにくくしています。
断熱性に優れたアルゴンガス入りLow-E複層ガラス
すべての窓には太陽の日射熱を50%以上カットして、冬は暖房熱を逃さないアルゴンガス入りLow-E複層ガラスを採用しています。※一部窓は対象外となります。
アルミと樹脂の複合サッシで断熱性をさらに向上
室内側のサッシは断熱性に優れた樹脂を、屋外側には耐久性に優れたアルミを使用したハイブリッド型のサッシを採用しています。
ウインドキャッチャー効果で自然の「恵み」を活かすたてすべり窓
にしてつホームでは、庭やバルコニーに面した掃き出し窓以外の窓には、たてすべり窓を多く採用しています。その理由は、気密性に優れていることと、ウインドキャッチャー効果によって室内の通風が向上するためです。空調機器に頼るのではなく、屋外の心地よい風を取り込んで快適に過ごすパッシブデザインを省エネに生かしています。
耐久性能
孫の代まで、住み続けられる
長持ちする家にしたい。
劣化対策等級3
構造躯体が劣化しにくい対策を講じた
最高評価の等級です。
劣化対策等級では、主要な構造躯体に使用されている材料に対して、水分や湿気による木材の腐朽やシロアリの被害を軽減するための対策として、通気・換気などの構法上の工夫や高耐久材料(木材・コンクリートなど)の選択などが評価対象です。にしてつホームでは、3世代(概ね75年〜90年)まで、大規模な改修工事を必要としない劣化対策等級の最高等級3を取得しています。
木材の大敵は水分・湿気、それはなぜ?
木造住宅を痛める(劣化させる)主な原因は、木を好む腐朽菌とシロアリです。腐朽菌は木材中の水分を分解し腐らせ、シロアリは木材に巣食うことで劣化を早めます。にしてつホームでは、含水率の少ないJIS規格の木材の採用をはじめ、徹底した湿気対策を行うことで建物躯体の劣化防止に努めています。
壁や屋根の内側には空気の通り道を設けて、湿気をこもりにくくしています
外壁の内側には空気の通り道となる隙間を設けており、軒裏にも換気口を設けて壁内や屋根裏の通気性を高め、湿気がこもりにくい構造としています。
水まわりや屋根裏の劣化をチェックする床下・小屋裏の点検口
キッチンや洗面室・浴室を設置することが多い1階の床には2ヶ所の点検口を設けています。また点検口は床下収納を兼ね
ています。2階の天井には小屋裏の点検口を設けて、劣化状況を点検しやすくしています。
綿密なシロアリ対策を講じています
にしてつホームでは、基礎と構造材が直接接しないように樹脂製・防鼠機能付きのパッキンを施工し、基礎と土台が接しないシロアリ対策を講じています。また地面(GL)から1mの高さまで防腐・防蟻剤を塗布することで、万が一の侵入に備えています。
劣化対策等級外の劣化対策
基礎の耐久性を高め、デザイン性も向上させるハウスシューズ
時間の経過とともに、汚れや表面のひび割れが目立ってくる基礎の露出面には、弾性塗料「ハウスシューズ」を施工して、耐候性を強化すると共にデザイン性を高めています。
メンテナンス性能
隠れている設備も、大切にできる家がいい。
維持管理対策等級3
配管の点検・清掃・補修のしやすさを
表す最高等級です。
給排水・給湯管・ガス管などの配管は、万が一漏れてしまうと建物の強度を損ねたり重大な事故に繋がりかねない設備ですが、床下や内外装で隠されてしまうことが多いため、あらかじめメンテナンスが容易にできるしくみを整えておく必要があります。建物を傷めずにメンテナンスを行える仕組みを備えているかを評価したのが維持管理対策等級です。
点検口を2箇所に、腐食しにくい樹脂配管システムを採用
配管には耐熱性に優れ錆や腐食や結露の心配がない樹脂管を採用しています。さらにキッチンと洗面室には点検口を設けて、定期点検やメンテナンスが容易に行えるように工夫しています。
キッチンの点検口
洗面室の点検口
耐熱性を備え、腐食や結露しにくい樹脂管を採用
青は水、ピンクは温水、緑は床暖房用温水配管
覚えておきたいポイント!
排水管をコンクリートに埋め込まない「さや管スリーブ」を採用
排水管を直接基礎部分のコンクリートに埋め込まず、あらかじめ排水管の設置スペースを確保した「さや管スリーブ」を
採用しています。将来排水管の取り替えが必要になった場合には、基礎を痛めることなく、容易に工事ができます。
耐風性能
過去最大級の台風にもゆるがない家にしよう。
耐風等級2
暴風による壊れにくさと倒壊しにくさを
表す最高等級です。
耐風等級とは、過去に上陸した最大級の台風を基準に、壊れにくさと倒壊しにくさを表しています。最高等級の2とは、瞬間最大風速54m/sの暴風にさらされても壊れない、同じく60m/sの暴風でも倒壊しない住宅であることを示します。
にしてつホームでは、その性能に加えてさまざまな「備え」を加えることで、より以上のあんしん提供をめざしています。
※東京近郊の住宅地を想定した場合で、高さ10mの位置で計測される風速(一般社団法人 住宅性能評価・表示協会のHPより引用)に1.2を乗じて算出
暴風に負けないモノコック構造とあおり風に強い屋根構造の安心
地球温暖化に伴って年々大型化する台風に対して、頑丈なモノコック構造が暴風の力を面で受け止め、躯体全体に分散します。屋根を押し上げるあおり風に対しては、吹き飛ばされないように「ハリケーンタイ」と呼ばれるあおり止め金具でしっかり固定し備えています。
1階の掃き出し窓にはシャッター、排水力に優れた雨どいを標準仕様しています
暴風だけでなく、1階の掃き出し窓を守るシャッター雨戸を標準で採用。豪雨時の排水や暴風による小屋裏への雨水の浸入防止対策など、多面的に備えています。
耐火性能
二重三重の知恵と工夫で、
燃えにくい家をつくろう。
省令準耐火構造
万が一の火災時に被害の進行を遅らせる
「燃えにくい構造」。
省令準耐火構造の住宅とは、建築基準法の準防火性能を持つ構造として、住宅金融支援機構が定める基準に適合する住宅を指します。具体的には「外部からの延焼防止」「各室の防火」「他室への延焼遅延」といった条件を満たしていることが必要で、火災保険料が安くなる経済メリットも生まれます。
表面が燃えても強度は続く木材の特性をご存知ですか?
木は燃えやすいイメージがありますが、ある程度の太さや厚みのある場合、表面が燃えても内部まで進行するのに時間がかかるため、強度が低下しにくい性質を持っています。
一方火に強いイメージがある鉄は、700〜950度に達するといわれる火災時に、550度を超えると急速に強度が低下することが(一社)日本ツーバイフォー建築協会の実寸大火災実験で明らかになっており、木材は燃え尽きることを遅らせることで、鉄よりも強度を保つことがこの実験で実証されています。
万が一の火災時には、炎を閉じ込め延焼を遅らせる「燃えにくい家」
にしてつホームでは、床や壁の枠組材が火の通り道を塞いだり、各部屋の壁や天井に張った石こうボードと断熱材が延焼を遅らせるなど、二重三重の防火機能を持つ「ファイヤーストップ構造」となっています。さらに壁の「切れ目」となるスイッチや埋め込み照明にも延焼防止タイプを採用するなど、さまざまな工夫を組み込んで、省令準耐火構造の条件を満たしています。
遮音性能
心地よい眠りを守れる
静けさで空間を充たしたい。
窓の遮音対策
たてすべり窓の採用で、
遮音性にもこだわっています。
音とは空気の振動で伝わるため、気密性能に優れたモノコック構造の住宅は、遮音性に優れているといえます。ただ、その例外となるのが窓などの開口部。にしてつホームでは複層ガラスを標準としているため、高い遮音性を有していますが、さらにその性能を高められるように務めています。
遮音にも効果的なたてすべり窓で、静かなプライベートを実現
たてすべり窓はドアのように軸を回転させて開閉するため、隙間ができにくく気密性が高くなります。にしてつホームでは、出入りできる掃き出し窓以外の窓は、たてすべり窓を多く採用し、より一層の遮音性を獲得しています。
デザイン性にも優れた たてすべり窓
サッシの遮音性能(JIS規格) | 等級なし | T1(にしてつホームの遮音性能) |
500Hz以上の遮音性能 | 15dB程度の低減性能 | 25dB程度の低減性能 |
性能表示(音環境) | 等級1 | 等級2 |
※dB=デシベル(音の大きさを示す単位)
覚えておきたいポイント!
網戸の性能向上
従来型より眺望性と通気性も
向上した網戸を採用
網戸の糸を従来型より細く、網目を20%小さくした網戸を採用することで、
防虫性はもちろん、眺望性や通気性も向上し、お掃除もしやすくなっています。
※一部仕様を除きます。